ナショナルアンセム 0002 【ミュージカル】
7年前の準備ノートの一行目に、間違いなく僕の字で、こう書かれてある。
「これはミュージカル映画である」
どうやら少し思い込みが激しかったようだ。いや、
単にミュージカル映画の定義を激しく勘違いしていただけかも知れない。
実際、僕は「アニー」や「バンドワゴン」が大好きだし、
黒沢監督の「ドレミファ娘」みたいに突然に歌を歌いたい(自分が)。
とにかく事実として言えるのは、他人からはミュージカル映画に見えない物を、自分が撮っているのはミュージカル映画だと信じ込んで、当時の僕は監督として発言し、振る舞っていた、という事だ。
まるで気狂いである。
結果、撮影初日に5名ほどいたスタッフは、3日目に全員集合場所に来なかった。
「無理解」との戦いは、こうして始まった。
ちなみに、
タイトルは英国のロックバンド、レディオヘッドの病的な曲から貰った。
その曲がネットに無かったので、
レディオヘッドのトム・ヨークが歌っている、UNKLEというプロジェクトの曲のリンクを貼り付ける。
不死身の人を演じるは『汚れた血』のドニ・ラヴァン。
UNKLE 「Rabbit in your Headlights」
(西尾孔志)
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ここまでのおはなし
0001【はじまり】
高橋洋監督の感想
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